アニソン

アニソンやボカロ、新しい「音楽世界」のスターになるには?

アニメの世界観がどんどん進化していく中で、「音楽」が果たす役割がとても大きくなっています。映画には映画音楽があるように、アニメ作品ではアニソンやBGMがその世界を演出します。
アニメ系の音楽文化は特に日本で大きく花開き、そこからボーカロイドなど、バーチャルアイドルともいえる新しいジャンルも誕生しました。そしてこれらの文化は今や日本を飛び出して世界で受け入れられ、巨大な市場となっています。

こちらは、あるボーカロイド楽曲のダウンロード数です。日本だけでなく海外でも高い伸びを示していることが分かります。単一楽曲のダウンロード数からも、ボーカロイド市場の拡大傾向を見ることができます。

引用元:初音ミクオフィシャルブログ

音楽が好き、歌が好きという人の中にもアニメの音世界に魅力を感じて、いつしかその世界でプロになりたいと考えるようになった人は多いと思います。そこで当記事では、アニメの「音楽」や「ボーカロイド」など、新しい音楽文化の世界でプロになる方法、そのために必要なものを考えてみたいと思います。

アニソンから一流シンガーが続々と誕生している

アニメが好きな人であれば、アニソン歌手から一流シンガーになった人を何人も知っていると思います。水樹奈々さんはその先駆けのような存在です。さらに作曲ソフトに楽曲データをプログラミングすると、音声合成によるボーカルを実現できるボーカロイドとして初音ミクが先駆け的な存在となりました。

その後2021年には「鬼滅の刃」が大ヒットしたことによってその主題歌を担当したLiSAさんが大ヒット曲を連発、その年のレコード大賞まで受賞するという快挙を達成しています。
その他にもTRUE名義で活躍する唐沢美帆さんやMay’nさんや水瀬いのりさん、藍井エイルさんなど、アニソン発の有名シンガーはたくさんいます。これだけ多くのスターが続々と誕生すると、音楽の世界を目指すのならアニメなどポップカルチャーの世界で活躍したいと考える人が増えても不思議なことではありません。

「コンピューターが歌う」から独自の文化に発展したボーカロイド

今でこそボーカロイドの代表格となった初音ミクですが、当初は作曲ソフトの名前だったことをご存じですか?ボーカルがある曲を作り込んでいく時に初音ミクに歌詞を入力してメロディをつけ、歌わせることによって出来上がった曲を実際のボーカリストが歌うことで曲が完成する、という制作フローがあります。
今をときめくYOABOSIもコンポーザー(注)のAyaseさんが初音ミクでボーカル部分の楽曲を制作し、最終的にそれを初音ミクに代わってボーカリストのikuraさんが歌って楽曲を完成させています。
これは、初音ミクが誕生した当初に想定されていた使い方ですが、今やそうではありません。初音ミクのキャラクターが1人のボーカリストとして成立し、バーチャルアイドルとして人気を得るようになりました。
ボーカロイドはその後目覚ましい発展を遂げ、日本発のポップカルチャーの1つとして世界に広く浸透しています。初音ミク以外にも多くのバーチャルアイドルが誕生し、ボーカロイドが1つの音楽ジャンルとなって、ボーカロイドを通じて音楽活動をするアーティストもいます。

注…コンポーザーとは作曲ソフトに楽曲をプログラミングして、楽曲を制作するアーティストのことです。極端に言えば楽器が弾けなくても音楽活動ができるため、Ayaseさんのように新しいスタイルのアーティストがどんどん登場しています。

アニメ・バーチャル世界のアーティストになるために必要なスキルとは

アニソン歌手やボーカロイドの世界でプロになることを目指すといっても、ミュージシャンの一種であることに違いはないので、ボーカリストになるための基本的な知識、そして発声やリズム、ピッチといったスキルが必要です。アニソン歌手は、声優を兼ねている場合も多いので、アニソン歌手として成功するためには声優としての発声や演技力、表現力滑舌なども求められます。

すそ野がとても広くなり、それぞれの世界に細分化されているのが今の音楽業界です。クラシックを目指す人、ロックを目指す人にはそれぞれ必要なスキルが異なるように、同じ音楽であってもアニメの世界でプロのミュージシャンになるには、そのために特化したスキルが必要だということです。

新しい世界だけに専門的に学べる学校が少ない

アニソンやボーカロイドなど、ポップカルチャー系のミュージシャンになるにはそのために特化したスキルが必要だと述べました。まだまだ新しいジャンルであり、それを教えられる人が少ないこともあって、そのための学科を設置している大学はほとんどありません。
そのため専門学校が最も有力になりますが、アニメやボーカロイドの業界に寄った音楽教育を受けられる学校はまだまだ少なく、専門学校からプロを目指すには学校選びから始める必要があります。
大阪アニメ・声優&eスポーツ専門学校は、アニメや声優の世界を目指す人のための専門学校で、3年制の「声優アーティストコース」や、声優になることに特化した「声優コース」、ボカロP(注)を目指す4年制の「AIミュージッククリエイターコース」などがあります。まさに、アニメ・ボカロ業界で「音楽」に関わる仕事をしたい人のための専門学校です。
すでに業界で活躍しているプロをはじめ実務経験が豊富な講師陣による、アニメの音世界を目指す人のための数少ない専門学校です。プロになるためにはその道ですでにプロになっている先生から学ぶのが、一番の早道です。実践教育だからこそ、無駄のない効率的な学びが得られます。

アニソンやボーカロイドの伸びしろは大きく、まだまだ成長が見込まれる業界です。そんな業界で活躍するために必要なことを学び、大きな可能性にチャレンジしてみませんか?

注…ボカロPとはボーカロイドの楽曲を制作して動画投稿サイトなどに投稿して音楽活動をするアーティストのことです。